店長ブログ
父親と母親
私の父は今86歳
母は数年前からアルツハイマーで施設にいたので
父は1人暮らしをしてます
母が70代でアルツハイマーと診断されてから、しばらくは
自宅療養していましたが、母の介護について父にもできないことが増えて約10年前
母は施設に入所することになりました
父の性格は、ほがらかで人あたりがいい人です
私の顔は父とクリソツ。父の子育てでよく言っていたのが筋が
通っているのかいないのか
それについては、私も同じ感覚を持つようになり筋を通すことには
こだわり続けてます
そんな父も86歳 ここ数年わがままだなって思うことが増えて
ある日は、ベットから起き上がれない!気持ち悪い、話すのも
やっとの様子で電話をしてきたので、救急車も呼んでしまいました
暑い日が続いてて、そんな中毎日、周囲の反対を押し切ってウオーキングしていたから
熱中症になってもおかしくない状況ではありました
でも救急車が来たら、「おれは元気だ!なんの用だ!ほら今からウォーキングも
行くんだ」って言っていたらしいです。私が行ったときはしかめっ面の父
救急隊の方はそれでも、問診と身体を心配してくださり、辞めた方がいいと
引き止めてくれてましたが、、、あの時は本当にご迷惑をおかけしてしまいました
車の免許を返納してから、できないことが増えてご飯もコンビニ生活だと
いうので、ケアハウスを探し入所に向けて準備しているのに
私には、全部お前に任せるといいつつも、妹には「言われて仕方ないから行くのだけど
行きたくないから断ってくれ!」っていうので、大混乱になりました。
あとから考えたら、笑ってしまいます。
徐々にじっくり話合いながら今のところは今月27日に入所が決まってます
妹とともに私も慎重ではあります。すぐ気が変わる父と契約は厳しいので(笑)
そして10月2日母は心筋症で施設から入院になりました
3日前、医者からの連絡でもうおしっこも出ない状況
栄養も水分も与えられる状況でないからと、面会を促され
昨日も今日も病院に行き 母の顔を見てきました。もうダメかもと思いつつ
病室に行ったのですが、交互に話かけるたびに機械の数値が動くので
ドキドキではありました。あとで気が付きましたが家族4人で過ごす時間は
10年ぶりくらいでした。貴重な時間でした。
機械がつけられて、呼吸数、脈拍、心音、血圧と数字が上下しているのを
見て緊張が高まります
目と手しか動かせない母を見て、色んな思いが頭をよぎりました
それでも、妹と2人で病室を出て父と寝ている母を2人きりにしました
20分くらい父と話せない母が病室で2人で過ごしてました
戻ってきた父に様子を聞いてみたら
「俺がいると、数字が変わるから身体によくない気がするけど
一生懸命話そうと声を出していた」
そう聞いて思ったのですが、やはり夫婦ですね
どんなに具合が悪くても素で向き合うのですね
今まで考えたことはなかったのですが、両親はいつも一緒で
仲良しでした。どこに行くのも一緒で、別々の日があるとしたら父の釣りくらいでした。
そんな家庭で私は育ったんだと、今更ながら感謝の気持ちでいっぱいです
結婚してから、親との距離はすごく遠くなっていたような気がします
結婚すると自分の家庭と仕事の両立でいっぱいいっぱいになり
親を忘れたのかと言われるほどに、遠のいてました
人生は親に育てられて家族に育てられて、いずれ自分も結婚し
家族をもって、また子供たちも家族をもって
繋がっていくのだなって思います
親の背中を見て育ち、気が付くと自分の背中も子供たちに
見せて、育てられて来た親の面倒を見ていく
そして未来の私もいずれ誰かの世話になりながら
老いていくのかなって思います
それは子供たちでとは考えていません
年老いても自立できる人でありたいなと
今はその未来に向かって進んでます